Q. 枡はどのように使用されていますか?
京丹波の食材を存分に楽しんでいただくため、枡を器としてどんぶりをひつまぶしのように3度楽しめるメニューを開発しました。
名物は、一合枡を3個使った、3種の海鮮丼を味わえる『海鮮3種 枡御膳』です。
一杯目はそのまま、二杯目はお茶碗にご飯と薬味を入れ、出汁をかけてお茶漬け風に、三杯目はお茶碗に出汁を入れて出汁を楽しんでいただけます。
そのほかにも、一合枡にティラミスが入った枡ティラミス、五合サイズの枡に入った海鮮丼や京丹波産の黒丹波卵を使用した親子丼など、枡の器に入った様々な料理をご用意しております。
また、枡工房枡屋の枡アイテムを入り口で販売したり、内装にも枡を使用しています。
▲海鮮3種御膳(左)とにぎわい海鮮丼(右)
Q. 枡を作ろうと思ったきっかけはなんですか?
京丹波の食を皆さんに楽しんでいただこうと、はじめはどんぶり屋を考えていました。
ただ、普通のどんぶりだと面白くない。ということで、食器のパンフレットを見ていたところ、以前枡のスイーツが流行っていたことを思い出しました。
調べていくと枡でスイーツを提供するお店は沢山あるけれど、ご飯を提供しているお店は少ないことに気づきました。
そこで、見た目のインパクトとひのきの香りでの癒しが期待できる枡をテーマにしたお店とすることに決めました。
また、たまたま「枡のおひつCOBITSU」をテレビでみたことで、枡と日本の食の結びつきを感じたのも決め手となりました。営業担当者とサイズやレーザー加工などを打ち合わせしながら、進めていきました。
Q.実際に作ってみた感想はいかがですか?
販売する前は、社内でも食べにくいという意見がありました。
そこで諦めるのではなく、どうやったら食べやすくなるだろうと色々な業者さんに相談をして、角がかくかくしているヘラを見付けました。
ヘラを枡のどんぶりと一緒に提供したところ、すくいやすいという声をいただきました。
また、枡ごはんのお店としてやるからには、とことんやってみよう!という話になり、内装にも枡を沢山使用しています。壁にひのきの枡を飾ってみたり、照明にも枡を使用していたり、枡工房枡屋の商品も入口に置いているため、かくかくばかりではなく、シックでお洒落な感じになり、女性のお客様が入りやすいようになりました。
▲店内のお写真。照明にも枡が使われています。
Q.お客さまからの反応はいかがですか?
見た目のインパクトが強く、「凄い量!」と言っていただけます。五合枡のインパクトが強いというのは狙っていたので、皆さんに驚いていただいて嬉しいです。
また、こだわった内装にも注目していただいていて、店内の内装を写真に撮って帰られる方も多くいます。
今は、これまでお店がなかった保育園などがある場所なので、夜の集客に難しさを感じています。
けれども、もっと京丹波の食材の魅力を伝えるため、夜にもお客様に足を運んでいただけるよう企画を頑張っていきたいと思います。
▲熟成豚ロースのたれカツ丼
Q.枡工房ますやへの要望やメッセージはありますか?
今後は、京丹波と大垣のコラボということで、道の駅 京丹波 味夢の里で販売ができるような、
京丹波の木材を使った枡を作りたいです。
京丹波の食材と京丹波の木材を使った枡を一緒に販売するなど、タイアップや商品開発をしていきたいと思います。
▲道の駅 京丹波 味夢の里
大阪へお越しの際は、枡でいっぱいの枡ごはんのお店「かくかくしかじか丹ノ菜テラオ」へぜひお立ち寄りください!
枡工房ますやではお客様の要望に合わせてウレタン塗装を施した枡や、特注サイズの枡も作成しております。
また、過去の類似事例もご案内させていただきます。
「こんなサイズで作りたい」などの要望がありましたら、お気軽にお問い合わせください。